たんぱく質摂取量は前立腺がんとは影響しない
要約
たんぱく質を適切にとることは健康やかっこいい体づくりにおいて重要なのは言うまでもありません。しかしながら、たんぱく質の摂りすぎとガンの関係性を示した論文もあったりします。そこで、調べてみようと思いました。
まずは(最初に目についたというしょうもない理由だからですが)前立腺がんについて紹介しようと思います。前立腺がんは男性特有のがんで、男性の場合は胃、大腸、肺に次いで4番目に多い頻度で発生するがんとされています(2)。
意外と多い前立腺がんですが、たんぱく質の摂取量との関係はどうなのでしょうか?2018年に発表された論文(3)によるメタ解析ではたんぱく質の摂取量と前立腺がんのリスクを調べています。その結果、たんぱく質の摂取量と前立腺がんに特に関係は見られませんでした。筋肉のために結構たんぱく質を摂っている私にとって、とりあえずホッとする内容となります。
たんぱく質の摂取量とがんの関係を調べた論文を発見次第、updateしていこうと思います。
参考文献
(1)2014 Cell Metab.「Low protein intake is associated with a major reduction in IGF-1, cancer, and overall mortality in the 65 and younger but not older population 」
(2)国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」地域がん登録全国推計値2012年
(3)2018 World J Surg Oncol. 「Association between dietary protein intake and prostate cancer risk: evidence from a meta-analysis.」