筋トレこそが最強の薬である。

京大バーベル部卒の薬剤師が筋トレや食事法中心に、健康に役立つ情報を紹介します。

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Lカルニチンサプリメントとダイエットの論文紹介

要約 ・ダイエットにカルニチンは有効である模様。 ・肥満の人もそうでない人にも効果的である。 ・1日1.8gのカルニチンを摂取できれば十分である。 ダイエットのためのサプリメントはあらゆるところで見かけることができます。どう考えても胡散臭いも…

クレアチンとクレアルカリンの間に効果の差はあるのだろうか?

要約 比較研究を行った論文ではクレアルカリンがクレアチンモノハイドレードよりも効果的であるというエビデンスはない。 クレアチンについて質問があったので答えてみようと思います。その内容とは 「最近流行っているクレアルカリンはどうですか?」 クレ…

糖尿病の予防にも筋トレ(有酸素運動もやったほうが良いようだが)

要約 ・筋トレをやっている人は糖尿病になる可能性が低く、週150分以上行えばよい ・筋トレと有酸素運動の組み合わせが糖尿病予防に最も効果的である 「筋肉は糖を使う人体最大の組織なのだから筋トレをやっていれば糖尿病なんかならないんじゃい!」 脳…

首の痛みにはストレッチよりも筋トレ!

要約 ・首の痛みやそれに伴う頭痛に筋トレが効果的である。 ・ストレッチや呼吸トレーニングにはあまり効果がないかもしれない ・首の痛みの改善には首、肩甲骨、肩のトレーニングを行うとよい 肩こりや首の痛みは多くの人が悩んでいます。女性はに特に多い…

がん患者さんの疲労感の改善には有酸素運動が最適のようだ(筋トレも効果はあるよ)

要約 がんが運動をすると疲労感が改善する。それには有酸素運動が最良である。 がん患者さんにとってつらい症状の一つが疲労感です。疲労感はがん患者さんの50~90%の割合で発生するとされ、抗がん剤や放射線治療を受けている途中の人は特にその割合が…

筋トレをやっている男性は高コレステロール血症になる可能性が低い

要約 ・筋トレを継続している人は高コレステロール血症になる可能性が低い ・高コレステロール血症の予防目的ならば筋トレは少量が適量である可能性がある 運動は生活習慣病の予防や改善にとても重要であることは科学的にも証明されています。今回、筋トレの…

乳がん治療薬による関節痛にも筋トレを含めた運動は効果的である。

要約 ・筋トレを含めた運動は乳がん治療中の人を救う。 ある日、薬の相談をしていた時です。 「この薬を飲んでから、関節が痛くって。でも、先生が忙しそうだから何も相談できなかったの。だから飲んでなくて沢山余っている。」 という話を聞きました。 その…

筋トレをしているがん既往歴のある人は死亡率が低い

要約 ・筋トレをしているがん既往歴のある人は死亡率が低い ・必要な筋トレの頻度は週1回以上でよい。 がんは身近な病気となっており、事実日本人の死亡原因のワーストはがんです。私の周囲の人もがんになったり、がんで命を落としたりするケースを何度も聞…

健康診断よりも筋肉の方が健康にとって大事かもしれない

要約 ・筋力が低い人、筋肉が少ない人は死亡率が高い ・筋力が低い人はうつ、認知症のリスクが高い 最近のニュースを見ていると、 「健康診断を受けることを勧めることで健康問題の改善につなげる」 というものが多数あります。中には検診を受けるとお金が返…

筋肉痛に役立つビタミンの種類と量。

要約 ・ビタミンCとビタミンEを定期的または運動直前に摂ると効果的である。 ・ビタミンC単体では筋肉痛に役に立たないかもしれない。 ・ビタミンDの大量摂取は筋肉の破壊を促すかもしれない(ただし筋肉にはよい)。 先の記事では筋肉痛に役立つアミノ酸の…

筋トレによる筋肉痛に役立つアミノ酸の種類と量、選び方

要点 ・筋肉痛の軽減を目的にするためにBCAAを摂るにはトレーニング前に体重あたり0.1gのBCAAを摂るとよい。 ・タウリン2~3.5gを摂ることで筋肉痛が軽減できる可能性がある。 ・グルタミンでは筋肉痛を軽減するにはかなりの量が必要。 筋トレをする中…

筋トレで血圧を下げよう!

我がボディビルディングの師(シュワちゃんとも戦ったことのある最強の漢)の時代トレは体に悪いという迷信が広まっていました。その中でも、 「筋トレ血圧に悪い」 ということは今でも根強く広まっている迷信の一つです。確かに重いものを挙げている場面を…