要約 ・短鎖脂肪酸の中でも、プロピオン酸は肥満や糖尿病を引き起こす恐れがある。 最近、腸内環境とダイエットを関連づけたサプリメントが多くみられます。確かに腸内環境と肥満や生活習慣病は密接に関係しているという論文は多数でており、おそらくこれか…
要約 ・デッドリフトの試技の前にアンモニアを嗅いでも重量は伸びない。 昔は(というより、もともとは)パワーリフティングの大会によく出ていました。その際に時々見られるのが、なんやら怪しいビンを匂ったあとにしかめっ面をしてから試技に移るという光…
・HMBは骨格筋量と筋力の増加にすこし役に立った。 ・HMBで体重や脂肪が減るわけではない。 某ニュースアプリを見ていると、よくサプリメントの広告が目に入ります。その中でも筋肉を鍛えている人にとって気になるのはHMBではないでしょうか?その広告では筋…
要約 朝ご飯を食べない人は糖尿病のリスクが高かった。 朝ご飯を抜くと筋トレのような高強度の運動時に力がでないことを紹介しました。 pharmuscle.hatenablog.com この論文を見る前からたとえ遅刻をしそうになっても朝飯を食べることは忘れなかったのでした…
要約 ・糖尿病予備軍の人が専門知識をもった指導者の指示のもと、適切に運動をすることで糖尿病への進行を大部分抑えることができる。 ・ちなみに、医薬品での予防効果は運動に比べるととても小さい。 運動が血糖値の改善や糖尿病の予防に役立つことは言うま…
要約 カシューナッツを食べるだけでは脂質、血糖値、血圧などには影響しなかった。 最近の研究では 「ナッツを多く食べている人は疾病のリスクが低い」 というデータが多数でています。確かにナッツ類は ミネラルや食物繊維が豊富で、栄養学的に優れた食品で…
要約 たんぱく質摂取量と前立腺がんの間に関係は見られなかった。 たんぱく質を適切にとることは健康やかっこいい体づくりにおいて重要なのは言うまでもありません。しかしながら、たんぱく質の摂りすぎとガンの関係性を示した論文もあったりします。そこで…
要約 ・フロントスクワットは大腿四頭筋の強化に有用である。 本職は学術関係の仕事をしていますが、パーソナルトレーナーとしてちょくちょく活動しています。会社の人の健康管理が主なのですが、ジムでパーソナルトレーニングを行うこともあります。 活動場…
要約 ・高齢者が筋トレ後にプロテインを摂る場合、少量では効果がない。 ・一般的な推奨量の倍の量を摂ったほうが筋肉の発達に有効である。 前に紹介した論文では、虚弱ではない人に関してはプロテインをとっても筋肉の改善にあまり役に立たないということを…
要約 ・両足が左右対称の種目よりも、左右非対称の筋トレの方が筋肉痛を起こしやすい。 片足を前に出して行うトレーニングは非常に効果的なトレーニングです。バランス力の向上やヒップアップには特に効果的であるうえ、スクワットのように高重量を使わなく…
要約 ・医薬品を使うよりも単に運動をした方が内臓脂肪が減った。 内臓脂肪の蓄積はメタボリックシンドロームの重要な要素の一つです。蓄積された内臓脂肪からは炎症を引き起こす物質を放出して体にダメージを与えるために心血管病、糖尿病、ガンなどさまざ…
要約 ・朝食を抜いた状態で筋トレをすると、力がでない。 最近、朝ご飯を食べない習慣の人に朝ご飯を食べさせてもあまりダイエットの役に立たないという論文が話題になっています(1)。トータルのカロリーこそが体重に最も影響を与えるという大前提を考えると…
要約 ・期待に反して、ビタミンDが欠乏している高齢者がビタミンDサプリメントを1年間摂っても筋力や筋量は伸びなかった。 ビタミンDは骨折の予防を目的として用いられるビタミンとして有名です。骨折予防のメカニズムとしては、ビタミンDがカルシウムの吸収…
要約 ・ピーナッツの摂取はHDLコレステロールの上昇と関連していた。 ・ピーナッツの摂取はHDLコレステロールを除くと、健康診断の数値に影響を与えることはなかった。 最近、ナッツへの健康効果が注目されています。ナッツ類は脂肪が多く、カロリーが高いの…
要約 ・アルコールを飲むと亜鉛が不足し、肝臓にダメージを与える恐れがある。 ・亜鉛を摂取することでアルコールを飲んでいる人の肝臓によい影響がある可能性がある。 今日は部長のパーソナルトレーニングを行ってきました。筋トレの面白さをわかってくれた…
要約 ・脂肪肝の人が筋トレを行うと、肝臓の脂肪が減った。 ・全体の脂肪と腹部の脂肪が減り、除脂肪体重は増えた。 筋トレがアルコール性脂肪肝に与える影響を調べていたのですが、どうもそのような論文を見つけることができず。しかしながら、非アルコール…
要約 EPAとDHAの継続的な摂取により、以下の効果が見られた。 ・物を持ち上げる仕事量の増加。 ・筋肉がパンパンになりにくくなった。 魚の油のサプリメントはとても人気のあるサプリメントです。筋トレ愛好家もよく採用しており、私も飲んでしますが、理由…
要約 ・厳密な試験では、ビタミンDのサプリメントでは心血管病のリスクは下がらない。 SNSをぼーっと見ていると、このような記事を見つけました。 diamond.jp ビタミンDの健康への利点を述べており、ビタミンDが低いことは心血管病や総死亡リスクが高いこと…
要約 ・肝機能の数字の悪化はアルコールの消費よりも肥満の方が関連していた。 引き続き肝臓の数値が悪くなった弊社部長のためのシリーズを行おうと思います。部長はわりと最近現在の会社に移ってきたようで、その当時は今より10kgほど軽かったようです…
要約 ・若い女性に対する研究では、軽めの重量で追い込んだほうが重めの通常の筋トレよりも筋肉の増加量が多かった。 筋トレは一般的には8~12回(これは結構範囲がありますが)でギリギリになる重量で行うように言われます。これよりも高重量にして3~…
要約 ・アルコールによる肝臓へのダメージには、腸内環境が大いに関わっている。 ・アルコールで肝臓にダメージがある人が善玉菌を摂ることで肝臓の炎症が抑えられたという試験があるので、試してみてもよいかもしれない。 引き続き部長のために酒飲みに役立…
要約 ・魚の油のサプリメントを摂ることでAST、ALT、γ-GTP、肝臓の脂肪量の低下がみられた。 「肝臓に役立つサプリ」というのは沢山ありますが、結構値段が高いことが多いのが難点です。また、エビデンスが怪しいものもしばしばあります。そこで今回はよく見…
要約 ・未精製炭水化物を摂った場合は肝臓への脂肪の蓄積が小さかった。 (精製炭水化物を摂った時と比較して) 最近、弊社の部長(といっても年も近いのでアニキみたいな感じなのだが。)の健康診断が返ってきて、肝臓の値が不味いことになっていました。と…
要約 ・心血管病のリスクが高い人にはEPA製剤は効果的な可能性がある。 ・効果を出すために必要なEPAは1日4gとかなり多い。 先の記事でn-3脂肪酸は心血管病の予防にはあまり役に立たない恐れがあることを紹介しました。 pharmuscle.hatenablog.com しかし…
要約 ・筋トレは血糖値の改善に役立つ。 ・高強度の筋トレの方が、糖尿病の改善により役立った。 筋トレは血糖値の改善に役立つことは広く知られています。筋肉が糖を消費してくれたり、筋肉や脂肪の質が改善して糖を正常に使うようになるなど、さまざまな点…
要約 閉経後女性に対する研究で、以下のことが示された。 ・高強度の筋トレは低強度の運動よりも骨密度の改善により効果的であった。 ・高強度の筋トレのせいで骨折のリスクが増えるということはなかった。 運動が健康に役立つことは科学的事実であり、その…
要約 ・葉酸を摂ると血中インスリン濃度が下がったため、膵臓の負担を下げられる可能性が。 葉酸は有名なサプリメントで、特に妊婦さんが摂ると子供の疾病のリスクを減らせることで有名です。また、脳卒中のリスクを下げることができるというデータもありま…
要約 ・断食とカロリー制限食の体重減少効果は同程度である。 ・断食には脱水や頭痛などのリスクがある。 ・断食の優位点はわずかであり、その優位点はちょっとした代替案で十分達成できる。 ダイエット法として有名なものに断食があります。ファスティング…
要約 ・高齢女性は筋トレを1セットずつ行えば血液検査の結果が改善する。 筋トレは体をかっこよくなるだけではなく、健康にとてもよいことが分かっています。しかしながら、まだまだ行っている人は少ないように感じます。筋トレを行わない理由として 「なん…
要約 ・尻を鍛えると膝の痛みが改善する。 膝が痛くて困っているという人が沢山存在しています。先のブログでも紹介しましたが、筋トレで良くなることはすでにわかっています。 pharmuscle.hatenablog.com 膝の痛みを改善するためには、下半身をバランスよく…